株式会社フジプロは、クリーンルームをはじめとして様々な環境測定に取り組んでいます。

振動測定

　従来、振動測定とは、機械振動や環境振動など居住性を主な対象としておりましたが、ナノテクノロジーや半導体産業の発達に伴い、現在では、より微細な振動の測定が必要とされています。また、判定基準もJISに準じた振動レベルの測定だけではなく、振動原因の特定、固有振動伝達のモデリングを目的としたＦＦＴ解析を行うことにより、導入予定装置への振動影響を評価検証する必要性も考えなければいけません。

　振動測定を行なう際は、特定施設の位置および振動レベルが高いと思われる箇所を確認し、測定位置を決定します。測定する時間帯は、測定場所の稼動形態によって決定します。
振動の大きさは、変位、速度、加速度の3つの尺度で表すことができ、どの尺度を用いるかは振動現象の相違や測定目的によって決定します。3つの尺度は、積分・微分で変換できますので何れかのモードで測定しておけば、後で変換できます。

弊社では振動レベル計、汎用振動計を使用して、以上の3つの尺度を用いた振動測定を行っています。

振動レベル計

　幅広い測定用途や種々の振動源に対する振動レベルの評価量を測定するため、振動レベルまたは振動加速度レベルの時間率レベル、パワー平均値、最大値、最小値、波形ピーク値などの多様な評価量を３軸分をまとめて演算することができます。

マルチチャンネル振動解析装置

　FFTなどの周波数や伝達関数などの従来、後処理が必要だった波形処理について、リアルタイムでの解析・表示が可能であり、BNCを介すことにより、音響への応用も可能になりました。また、単軸８chまでの入力が可能で、３軸計測であれば、２点同時に計測できます。

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